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1997年12月26日

シャロン・ストーンの西部劇『クイック・デッド(THE QUICK AND THE DEAD)』

関連カテゴリ: シネマ徒然

 えーさて。
 12月のシネマ徒然は、これが最初だったりするんですね。だって、ロゴ作ったり、HTML書いてる方が楽しかったんだもん(笑) で、このまま12月は無しってのはヤなので、なんか書きます。
 で、何を書こう、と思ってふと机の上を見ると、TSUTAYA CLUB でもらったシネマハンドブックがありました。これ、いいですよね。ただでこんなのくれるなんて、嬉しい。作品ごとに、数行の解説が書いてあって、あれ、どんな映画だったかな、という時、役に立ちます。
 で、こいつを、目をつぶって、パラパラとやります。パラパラ…「アクション・西部劇」のページが出ました。お、こいつにしよう(こんな決め方するなよ…)。

 『クイック&デッド』、シャロン・ストーンの出ていたものですね。これは、ひたすらシャロン・ストーンのかっこよさを追求した映画の気がします。年に一度の早撃ちトーナメントを控えたヘロッドの支配する西部の街。そこに現れた美貌の女ガンマン、エレン。本当の目的は、ヘロッドに殺された父親の仇を討つためだった・・・。
 これ、ビデオで観たんですが、観る前はあんまり期待していなかったんですけれど、なかなかどうして、面白かったです。シャロン・ストーン、帽子かぶっていたら、美少年のようで、妙なかっこよさがあります。登場人物は、言ってみれば西部劇のお約束キャラかな?というのがいっぱい登場します。で、それぞれの役者さんが、その役にぴったりで、いいんです。名優、ジーン・ハックマンも渋くていいですね。

 話は、西部の街での一騎打ちを中心に進んでいきます。必然的に、何度も何度も二人のガンマンが対峙するシーンが出てくるわけですが、そのシーンがそれぞれに、因縁の相手だったり、決着の付け方に工夫があったりして、飽きません。いえ、飽きないというより、面白いです。街に大きな時計があるんですが、それの使い方も好き。
 因縁といえば、ジーン・ハックマン演じる父と、レオナルド・ディカプリオ演じる息子。息子にとって、父はいつか超えないといけない存在、この息子にとって、父を超えるには、ああするしかなかったのですね。

 いくつか、疑問もありますけれど。例えば、ラッセル・クロー演じる牧師は、一体何日間ものを食べていないのか、とか、ラストの大時計の派手な○○○、あそこまでやったら街の人に迷惑じゃねぇか、とか(笑)これ、観ていないと分からないですね。
 特別、深い内容でもないですけれど、観ても、損はないと思います。単純に楽しめます。
 でも、やっぱり、「シャロン・ストーンのための映画」という印象は拭えませんが(笑)

シャロン・ストーンの主な出演作品
『魔性の女』(1985/アメリカ)
『コールドスティール ロス市警特捜刑事』(1988/アメリカ)
『欲情の扉』(1989/イギリス)
『血と砂』(1989/スペイン)
『トータル・リコール』(1990/アメリカ)
『シザーズ 氷の誘惑』(1990/アメリカ)
『犬の眠る場所』(1991/アメリカ)
『氷の微笑』(1992/アメリカ)
『硝子の塔』(1993/アメリカ)
『ミッドナイト ギャンブラー 危険な賭け』(1993/アメリカ)
『わかれ路』(1994/アメリカ)
『スペシャリスト』(1994/アメリカ)
『クイック&デッド』(1995/アメリカ)
『カジノ』(1995/アメリカ) 『悪魔のような女』(1996/アメリカ)
『ラストダンス』(1996/アメリカ)

ふぅ、さすがに多いね。知らないものも結構あった。

レオナルド・ディカプリオといえば、今公開中の大作『タイタニック』が楽しみです。


『クイック&デッド』
(1995/アメリカ/1時間47分)
監督:サム・ライミ
脚本:サイモン・ムーア

シャロン・ストーン
ジーン・ハックマン
ラッセル・クロー
レオナルド・ディカプリオ