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2000年04月02日

人生の意味『マグノリア(MAGNOLIA)』

関連カテゴリ: シネマ徒然

 さて。
 前回、『マグノリア』のことを『引き延ばしたパルプフィクション』と言いました。それから、ネット上でいろいろな人の感想を読みました。で、もう一度『マグノリア』を観ました。言い直します。『マグノリア』は、『真面目に人生を語ったオムニバス映画』です。『パルプフィクション』とは形式こそ似ているものの、別モノですね。
 “ノリ”とケレン味で引っ張っていった『パルプフィクション』と違い、『マグノリア』はある意味くそ真面目な映画です。描かれるエピソードはどれも深刻なものばかり。親のオモチャにされている子供、された元子供、心の傷のためにクスリに頼ってしまう女性、後悔にさいなまれる老人、悔いを改めようとする女性、生きることに不器用な男性、器用に生き抜いてきた男性。
 映画ではそれらのエピソードを、真正面から見つめます。茶化さず、格好をつけずに、ありのままを。みんな、一生懸命生きています。
 やがて彼らはそれぞれに、もうどうしようもない窮地に立たされます。自分にはもうどうしようもない状態。そして、最後に彼らの身に降りかかったアクシデント。あれは、神様の救いの手だったのかも、と今は思っています。あんなことでも起こらないと、もうどうしようもない。人々に、神様がリセットのチャンスを与えてくれた。そう思っています。
 でも、やっぱり思うのは、他のクライマックスは無かったのかな、ということなんだけど。
 う〜ん、なんとも中途半端な文章だなぁ。う〜ん。

マグノリア
MAGNOLIA(1999年/アメリカ/カラー/3時間7分/スコープサイズ/ドルビーSRD,SDDS)
監督/脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
歌:エイミー・マン

音楽、いいですよね。あと、カメラワークっていうのかな、それも好き。例えば、思うのが、3つのエピソードをみせた後の、物語冒頭のテンポ。あのままのテンポで映画全体が流れていたら、また別の面白い映画になったかも、ということ。

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