シネマノートへようこそ。シネマノートは、映画ネタの雑文や情報を書いております。映画に興味のある方、ちょろっと読んでいって、感想などくださいな。
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えー、さて。
前回の続きです。今回もネタバレを含みます。ごめんなさい。前回を読んでない方はバックナンバーからどうぞ。
■アクションが不自然? 非現実的?
そう感じるのは、あなたが『マトリックス』に気づいていないからです。ネオが生きていたマトリックス世界そのものが非現実なのですから、そこで超人的ジャンプをしようが、銃の弾をよけようが、物理的に不自然なカンフーアクションを繰り広げようが不自然ではありません。マトリックス世界では(理屈では)現実世界での物理的束縛に縛られません。
映画自体も、「マトリックス世界は作り物」という基本設定があるからこそ、漫画的アニメ的なアクションができるのです。映像としても、銃の弾道を見せたり、しつこいぐらいにスローモーションをつかえたり。
逆に、現実世界の映像では一度もストップモーションなどは使われません。主人公達も極めて無力な人間として描かれています。
■スイッチが好き
モーフィアスの仲間です。金髪のショートカットの女性。いや、男性? かわいくて、クールで、いいです。…女性だよね?
■ネオの成長
そしてもちろん、ネオを演じるキアヌ・リーヴスの格好良さは言うまでもなく、ですね。ネオはトリニティーに導かれ、成長しました。キアヌ本人もまた、この作品で成長したのかな?(映画ではシャープに引き締まった肉体になってましたが、今はまた太り始めているようで。…心配だ)
■必要性
さて。ビルに突入するネオとトリニティーは、超人的なアクションで警備員を次々に殺していきます。華麗なアクションで、とても綺麗な映像で魅せてくれます。…ちょっとまて、警備員達は悪人なの? 殺す必要があるの? 彼らもまた、“マトリックス”の犠牲者じゃないの?
■パクリパクリパクリ
いや、パクリというか。監督のウォシャウスキー兄弟も認めてることだけどさ。押井守監督の『攻殻機動隊』にそっくりなシーンが続出です。でも、怒りとかはないんですよね。だって、すべてが虚構のアニメ世界を完璧に実写映像として再現しているんですもの。
あ〜、まだ続きます。次回へ。
THE MATRIX
日本語版公式サイト。
○
脚本/監督/製作総指揮:ラリー&アンディー・ウォシャウスキー
撮影:ビル・ポープ
作曲/演奏/指揮:ドン・デイビス
美術:オーウィン・バタソン
衣装:キム・バリット
編集:ザック・ステインバーグ
制作:ジョエル・シルバー
共同製作:ダン・クラッチョロ
製作総指揮:アンドルー・メイソン
製作総指揮:ブルース・バーマン
製作総指揮:バリー・M・オズボーン
おいおい、製作総指揮が多すぎないかい?
○
カンフー・コレオグラファー:ユアン・ウーピン
彼が一番すごいと思う!
投稿者 kait : 1999年11月08日 00:00
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